子どもの耳に関する気になる症状。耳の病気と聞こえが悪い時の対応!
子どもの症状で気になる耳の症状!
耳だれがひどい時???
耳を痛がる時???
どんな病気にかかりやすいのかなど
子どもの耳に関する症状についてご紹介します。
子どもの耳に関する気になる症状
子どもの耳に関する症状ですが、生後間もない赤ちゃんの場合は、
耳だれが出て初めて中耳炎だということに気が付くこともあります💦
乳児の場合は耳に手をやる、ぐずる、発熱などの症状や様子に気をつけましょう。
5歳位になると、中耳炎にかかること自体が少なくなりますが、
痛みや耳閉感を訴えることが多くなるので、発見が容易になります!
子どものかかりやすい耳の病気
中耳炎(急性中耳炎・滲出性中耳炎)
どんな病気?
鼻をつまんで、口を閉じたまま思い切り”プッ”と吐いてみて下さい(笑)
・・・
空気が喉から耳にツンとくるのが分かりますか???
これは、喉と耳をつなぐ『耳管』を通って、空気が耳の中(中耳腔)へ流れるためです。
鼻と喉と耳は、実はほとんど同じスペースにあります!
ですので、風邪で喉に炎症を起こすと、ばい菌が中耳に入り込み、
結果として鼓膜にも炎症が起こってしまい、「急性中耳炎」となるんです(゚Д゚)ノ
この炎症が強くなると鼓膜が真っ赤になり、突然の痛みを訴えます・・・
しゃべれない乳幼児は極端に不機嫌になったり、夜泣きが激しくなったりするんですね!
炎症が耳の中に起こっているので、とてもつらいんです…(゚Д゚;)
受診と治療
現在は優れた抗生物質や鎮痛薬などの薬があるので、
ほとんどの場合、これらの薬を服用することですぐに治ってしまいます。
ですので、気になる症状があっても急を要することはなく、
お家にある解熱・鎮痛坐薬などで一晩様子を見ても良いと思います!
たまに、治ったあとに水がたまり、滲出性中耳炎という病気に移行してしまう事もありますが、
これもよくあることで、自然治癒することが多いのですが、
状況によっては鼓膜を切って排膿をうながし、
減圧する「鼓膜切開法」という方法も行われるそうです。
心配しないで下さい(゚Д゚)ノ
鼓膜は切っても破けても必ず再生しますんで(笑)
なので、耳漏(耳だれ)がでても慌てることもなく、
むしろ『鼓膜に穴が開いて膿が出ちゃった』
くらいに思うと良いと思いますよ。
ケアの仕方
中耳炎が難聴の原因になるかもしれない…
って心配なさる方も多いと思いますが、中耳炎は自然治癒する傾向が強いので、
成長を待てばほとんどの場合は心配御無用です(^^♪
それよりも、乳児なら1日数回やさしく鼻汁を吸引する、
幼児なら鼻を片方ずつ丁寧にかむよう伝えていくなど…
日常の管理が中耳炎の”予防”に繋がります!
それと、耳の病気の時には耳鼻科に行こうか、小児科に行こうか迷うかもしれませんが、
全身管理の上手な小児科医は、耳を診る経験を必ず積んでいるので、
必要があれば耳鼻科と連携をとりますね。
ですので、迷った時は
とりあえずかかりつけの小児科に診てもらえるようにした方が良いと思います!
※耳だれが出てきた場合は、きれいなガーゼで拭き取ります。
子どもの耳の聞こえが悪い時は…
後ろから呼び掛けても気が付かないときは、一度専門医を受診してください!
先天性の難聴は、重度の場合は割と早期に気が付きますが、
軽い場合はなかなか気が付きにくいんですよね…
ことばの発達の為には、なるべく早期に見つけてあげたいですね!
滲出性中耳炎も、耳の聞こえが悪くなって気が付く病気です。
乳幼児期のかなりの子どもたちがかかりますが、何もしないで治ってしまう子もいますし、
難聴を残してしまう子まで…様々です。
テレビの音を以前より大きくして見るようになったら、注意が必要です(。-∀-)
まとめ
以上、子どもの耳に関しての症状についてでした。
耳だれがひどくて痛がる時は早めに受診した方が良いと思いますが、
慌てて夜間に駆け込むことはありません。
耳の聞こえなどで気になることがあれば、
迷わず一度お医者さんを受診することをおススメします!